人間嫌い

アキヒトの日記です

22歳の誕生日

 キッチンにて、俺は安らかな気持ちでコーヒーを淹れていた筈なのに、突然ブチ切れて自室に戻り扇風機を蹴り飛ばしてしまう。

 


 「お前は自分の部屋に戻って、扇風機を蹴っ飛ばさないければならない、そうするべきだ。でなければ、お前はお前ではなくなる」

 


 と俺を俯瞰する上位にある意思が言うからだ。その声に逆らうことはとても難しい、なぜならその声に対して疑問を唱える奴が誰もいないから。

 

 淹れかけのコーヒーを置き去りにして、自室に戻る。ドアを開ける。俺の意思とは無関係に俺の左足は扇風機を豪快に蹴っ飛ばす。大きな音をたててバラバラになる扇風機。出血する左足。俺には暴力の才能がある。

 

 産まれてくるべきではなかったのだ、と思った。人間の存在構造は苦しみで、肉体は魂を縛り付ける檻で、自分が自分であるという運命と苦痛、なにが誕生日だ。

 

こうして、俺はまた1つ歳を取った。

このサイテーな世界の終わり

みなさんごきげんよう、あたたかな風が桜の花びらを運び、クソ花粉が日本人を蹂躙する季節がやってきましたね。

杉を大量に植樹させた挙句、完全に持て余した1960年代の老人は責任をとって詫びティッシュを無料配布してください。鼻セレブだぞ? 分かったな? 花粉症、普通に公害では?

でも、そんなクソ杉にもいいところはあって、火をつけるとよく燃えます、杉。

この間、キャンプにいったのですが、キャンプ場の管理人さんに教えてもらいました。乾いた杉の葉は油を含んでいるそうで薪を燃やすのに良い着火剤になりました、マジでよく燃えた。鼻を嚙んだティッシュと杉の葉を憎悪と共に大量に燃やしました。

これからは日本中の杉に火をつけることで生計を立てていきたいと思います。

 はい。

あと場に向かう途中の高速で、春から大学生っぽい男女グループが事故(怪我はなさそうだったので車両トラブルかと思われる)で路肩に止まっているのを見て、自然とテンションが上がってはしゃいでしまったのは、我ながらどうかと思いました。ルサンチマンの権化か?

キャンプに関しては面白いエピソードがまだいくつかあるのですが、すべてを丁寧に書こうとすると疲れるので、気が向いたらまた別に書こうと思います。

(吉屋君、しばけん、みちかず君、Toshiki君ありがとう、とても楽しかった。)

 

 

「このサイテーな世界の終わり」を観ました

www.netflix.com

NETFLIXオリジナル作品です。ざっくりあらすじを語ると、サイコパスの青年ジェームスが、家庭に問題を抱えた勝気で反骨精神あふれるアリッサといっしょに家出をするお話です。

無感情サイコパスのジェームスはアリッサをどうやって殺そうかをずっと考えているんですけど、アリッサはジェームスのことが好きで「彼と一緒にいるとなんだか落ち着く...」なんて考えていて、そのすれ違いが作品全体にコミカルな雰囲気を生み出していて楽しく観れます。

二人が家出をする過程で彼らのバックボーンが分かったり、だんだん感情が変化していくのが、この作品のいちばんの見所だと思います。

ラストもかなりよかったですね。作品全体がコミカルな感じなのでこの終わり方には少し戸惑ってしまったんですけど「この登場人物なら確かにそうするよな...」って納得してしまい、そのどうしようもなさが苦しくも愛おしい、と思わされました。

一話20分程度で空いた時間に気軽に観れるので、みなさんもぜひ観てみてください。そして感想を語り合いましょう。

 

以上です。

就活に失敗して自分が無能なクズにしか思えなくなった話

はじめに

 こんばんは、今まで僕は自分の生活に関して表立って発信してきませんでしたが、今回の件は割と辛いものがありブログのネタにでもしないとやってられなかったので書きました。

インターネットコンテンツになりたい。

 僕は現在、文系学部の大学3年生で3月はじめ頃から就活を開始して2社書類選考に応募しましたが、昨日の時点でどちらも不採用になりました。

 

「どうして就職したいと思ったのか」

・安定した生活基盤を確保したかった
 僕はギターを弾いたり歌ったり曲を作ったり詩を書いたりいろんな創作をしている人間ですが、こちらは全くお金になりません。別にお金にしたいとも思いませんが、お金が無いと創作活動はできません。というかお金がないと生きていけません。
フリーターという選択肢もありましたが、自立しようとすれば結局はフルタイムと同等の労働時間になるでしょうから正社員の方が待遇がいいので就活を選びました。

 

・エンジニアになりたかった
 去年の11月頃からプログラミングに興味を持って独学でウェブ開発の勉強をして自分のウェブサイトを作ったりしました。プログラミングは楽しいです。死ぬほど労働が嫌いな自分でもこれならできるのではないかと思いました。また実際に仕事をすることでエンジニアとしての技術を高めたいとも思っていました。

 

 

「まだ3月だけど、たった2社で諦めるのは早くない?」

  その通りですね。きっとまだ頑張れると思いますがこれ以上頑張っても無駄だろうなと直感で感じています。「一次面接にすら進めない人間は、救いようのない無能である」という思考が頭にこびりついています。
 あと僕は一度高校生の頃に精神を破壊した経験があり、まだ余裕のある状態で判断した方が良いと思っています。一度壊れた精神は二度と綺麗に元通りにはなりません。

 

 

「就活は精神を破壊する」

 就活は精神を破壊します。なぜなら企業から不採用とされることは、自分という人間を否定されることだからです。
 基本的に企業からの不採用通知には具体的な理由が書いてありません。だから就活生は自分の何がいけなかったのかが分からず、とにかく「自分という人間が不要とされた」という事実だけを理解します。
「自分が憧れていた、入りたかった企業にとって自分は不要な人間だった」という事実です。
きっと探せばもっといろんな企業が見つかるでしょうが、
「一次面接にすら進めない無能な人間がこれ以上就活を頑張って何になるんですか!!!」というのが今の僕の正直な心境です。

 

「そもそも働きたくない」

 そもそも働きたくないんです。僕は僕の好きな事を好きなように勉強して研究して制作がしたいのです。ですが現状それらでは食べていけないので生きる為に労働を選択しました。

 「夢をあきらめた若者が就職で人生を妥協する」、というような話をよく聞きますが、僕は人生を妥協して安全策をとることすらできないクズでした。

 

「これからどうするのか」

 分かりません。とにかく自殺はしません。就活を継続する気持ちは今のところないです。もしかしたらまたやる気が出てくるかもしれませんが、今のところもう終わりにしたい気持ちでいっぱいです。
 フリーランスでやっていくか、物書きを目指すか、バイトを探すか、アフィブログをするか、ニートになるか、色々な選択肢があるので少し考えてみようと思います。

 余談ですが、もし自分のウェブサイトを作りたい思っているアーティストがいたら連絡してください。未熟者なので力になれるか分かりませんが相談くらいならできると思います。そして僕の相談にものってくれると嬉しいです。